第1回学術大会 鳥羽大会

日 付: 平成15年11月8日~9日
会 場: 鳥羽市民文化会館 / 志摩半島<鳥羽~国崎>(11月9日 エクスカーション)

 

プログラム(抜粋)

11月8日(土)

ワークショップ
「地域の自然史に学ぶ」

コーディネーター:
財部香枝(中部大学中部高等学術研究所)

「日本産大型脊椎動物化石の研究とその課題」
桂嘉志浩(鳥羽恐竜研究振興会)
「地域の自然を生かした博物館」
糸魚川淳二(豊橋市自然史博物館)
「人と自然と文化:博物館の展示から考える」
久保禎子(一宮市博物館)
「アメリカ社会と自然史:自然史博物館の歴史」
財部香枝

「生き物の語り方―百姓仕事を通して―」

コーディネーター:
宇根豊(農と自然の研究所)

「コウノトリなんていなかった」
菊池直樹(姫路工業大学/兵庫県立コウノトリの郷公園)
「田んぼのただの虫は何のためにいるのか―ユスリ蚊たちから」
宇根豊

「コイ科をめぐる生き物文化史」

コーディネーター:
中島経夫(滋賀県立琵琶湖博物館環境史研究領域)

「日本列島におけるコイ科魚類相の成立と人間活動の関わり」
中島経夫
「西日本の基層文化とコイ科魚類相―フナとコイの縄文文化―」
内山 純蔵(総合地球環境学研究所)
「琵琶湖の水辺エコトーンの変遷と人間活動―過去と現在をつなぐ視点」
宮本真二(滋賀県立琵琶湖博物館研究部環境史研究領域)

「ハマグリの文化誌からみた干潟の現在」

コーディネーター:
池口明子(名古屋大学環境学研究科)

「ハマグリ恐慌:ハマグリの生物学と現代社会」
山下博由(貝類保全研究会)
「国境なきハマグリ流通―日本の食習慣を支える海外産地と畜養―」
山本茂雄(アジアの浅瀬と干潟を守る会)
「韓国におけるハマグリ採集(仮)」
長田英己(泡瀬の干潟で遊ぶ会)

公開シンポジウム「海と生きる」

「"ポケモン"誕生のエピソード」
石原恒和(㈱ポケモン)
「あわびと海女の知恵くらべ」
木村春枝(海女)
木村伝蔵(海女船頭)

記念講演

「男女あまの分布と活動」
香原志勢(立教大学名誉教授)

パネルディスカッション

「"生き物文化誌"と"海と生きる"ことの意義(趣旨説明)」
秋道智彌(総合地球研究所)
「藻類と環境保全」
前川行幸(三重大学生物資源学部)
「海の幸のめぐみ」
矢野憲一(五十鈴塾)
「海に学び、生きる環境教育」
朴恵淑(三重大学人文学部)
総合討論

ポスターセッション(8日~9日)

「リュウグウノオトヒメノモトユイノキリハズシをめぐる循環と共生」
相生啓子(青山学院女子短大)
鷲山裕史(静岡県水試)
大森雄治(横須賀市博物館)
「創作絵文字[え!文字ってing]漢字/かな/アルファベット」
豊下康次((有)トワデザイン)
「ケニアにおけるひょうたん保全運動の試み―遺伝的侵食を防ぐ小さなひょうたん博物館―」
森元泰行(東京農業大・農学研究科/ケニア国立博物館/国際植物遺伝資源研究所)
Patrick Maundu(ケニア国立博物館/国際植物遺伝資源研究所)
Paul Quek(国際植物遺伝資源研究所)
Pablo Eyzaguirre(国際植物遺伝資源研究所)
「鳥羽市産恐竜化石」
桂嘉志浩(鳥羽恐竜研究振興会)
11月9日(日)

口頭発表

座長:池谷和信(国立民族学博物館)

「愛媛県新宮村に見る遷移畑」
近藤日出男(愛媛県)
「キノコをめぐる人々のふるまい―キノコと人の関係学を目指して―」
齋藤暖生(京都大学農学研究科)
「いわのり漁業から考える人とのりの関係―"海のドメスティケーション"試論―」
田村典江(京都大学農学研究科)

座長:田和正孝(関西学院大学文学部)

「山口県大浦海女の磯資源利用について」
李 善愛(宮崎公立大学)
「ベーリング海峡におけるチュクチの海獣狩猟について」
池谷和信(国立民族学博物館)

座長:中井精一(富山大学人文学部)

「三重県徳蓮寺における200枚のナマズ絵馬(予報)」
森 誠一(岐阜経済大学)
水野新司郎・石神教親(多度町教育委員会)
「三浦半島における大蛇(特に渡海型)伝説の生態・文化複合的考察」
柴田敏隆(日本爬虫・両棲類学会)
「クロスズメバチのコト―蜂の子飯と新嘗祭への一視点―」
和多須三男(流れ寄るやしの実学校)

座長:奥野卓司(関西学院大学社会学部)

「環境への取組み、この10年 海老で鯛を釣る」
宍倉秀明(戸田家旅館)
「みかん作りから見えた環境問題」
須藤登(和歌山県)
「絶滅に瀕するツバキ類―特にベトナムにおける―」
横内 茂(名城大学農学部)
「家畜糞尿および生ごみから発生するバイオガスの生物メタネーション化による高品質化」
前川孝昭(筑波大学・農林工学系)
李柏旻(筑波大学・農学研究科)

エクスカーション

  • 海女による潜水採集活動とアワビ生息域保全の見学
  • 御料熨斗鰒調進所実演見学
  • 鎧崎見学
  • 漁村(海女小屋、漁港)見学(伊勢海老汁あり)
  • 海の博物館
    三重県沿岸の漁村資料を中心に、「海民の伝統」から現在の「海の汚染」、「木造船と航海」などをテーマとして世界につながる「海」とその文化を展示しています。